「タロットって当たるの？」
タロットの話をすると、よくこう聞かれます。

私にとってタロットは、未来を予測するためではなく、今の自分と向き合うためのツールです。
タロットを「占い」として使っていませんので「当たるかどうか」に関してはあまり気にしていませんし、本質ではないと思っています。

では、タロット占いって本当に当たるのでしょうか？

良いカードが出ると人は前向きになる

たとえばあなたが、何かに悩んでいてタロット占いを受けたとします。
そのときに「良いカードが出たよ」「この方向に進むといいよ」とアドバイスをもらったら、気持ちが明るくなって前向きになりますよね。
自然とテンションが上がって、「よし、やってみよう」と行動したくなると思うんです。

きっと、アドバイス通りのことだけじゃなく、自分なりにいろんな行動を起こすはずです。
身だしなみを整えたり、誰かに声をかけてみたり、スケジュールを変えてみたり。
本当にどんな小さなことでもよりよくするために動くと思います。
そうやって小さな一歩でも動き始めた時点で、あなたはもうすでに変化しているんですよね。

タロットは「当たる・当たらない」じゃないことに気づく

タロットカードのそれぞれの意味はネットで見たり本を読んだ程度ですが、なんとなくですが知っていました。でもいざ自分でカードを引いてみると読めないんですよね。そこで少しネットで少しタロットリーディングに関

思い描いた通りじゃなくても、確実に進んでいる

その結果、悩みが解決すれば「占い、当たった！」と感じるかもしれません。
でももし、思った通りに解決しなかったとしても行動したことで何かしら状況が動いている。
気持ちの持ちようが変わったり、違う視点が生まれたり。
それだけでも、すでに前に進んでいる証拠だと思うんです。

たとえば、思い描いていたゴールとは少し違っていたとしても、
そこへ向かうための途中には確実にいるのです。

だから私は、「良いカードが出た」「そのために行動した」ということ自体がもう解決の入口だと思っています。
行動しなければ、きっと何も変わらなかった。
カードの後押しがあったからこそ一歩踏み出せた。
その一歩にタロットカードを使用した価値があるのです。

タロットは魔法ではありません。
いいカードが出たからって行動のすべてがうまくいくとは限りませんし、悩みがすぐに解決するわけでもないと思います。

でも、「こうしてみようかな」と思える自分に出会うためのきっかけになる。
そのきっかけが、自分を少しずつ動かしてくれるのです。

占いが「当たる」よりもことよりもどう行動するかが大切

だから私は、タロットの「当たる・当たらない」と言うのは気にしていません。
それは私がタロットを使うことで大切にしていることではありません。
そのカードを見て、あなたがどう行動したかを大切にするべきなのです。